医療脱毛の副作用「色素脱失」について

医療レーザー脱毛の副作用、色素脱失とは?

病院のスタッフ

 

医療脱毛を受けたあと、患部の皮膚がまだらに白くなることがあります。これは色素脱失と呼ばれる症状で、名前のとおり、皮膚から色素が失われたために起こるものです。医療脱毛での副作用のひとつともいえます。

 

肌の色素をつかさどっているのはメラニン細胞、またはメラノサイトと呼ばれる細胞で、表皮の一番下にあたる、基底層に存在します。一番下といっても実際の深さは肌の表面から0.1〜0.3mmほど。ごく浅いところにあります。紫外線を浴びたときにメラニン色素を生成して肌色を黒くするのも、このメラノサイトの働きです。

 

医療脱毛のレーザー照射による色素脱失は、直接的にはメラノサイトがレーザーの熱で損傷したために起こります。医療脱毛は、ムダ毛の毛根部をレーザーで熱し、高熱で焼くことで脱毛させますが、その際に、高温になったムダ毛が毛穴やその周囲の皮膚組織を一緒に焼いてしまうのです。メラノサイトがダメージを受けると、色素を生成できなくなりますから、その部分だけ皮膚が白く色抜けすることになります。

 

とはいえ、色素脱失が発症することはかなりまれです。また、どこの部位にでも起こるわけでもありません。症状が多く報告されているのは乳輪です。ここはもともと色素が濃いうえに、ムダ毛は太い傾向にありますから、レーザーで処理すると他の部位よりも高い熱が加わることになります。そのため、メラノサイトが損傷しやすいのですね。

 

特に、レーザー照射による乳輪の色素脱失は、輪郭をふちどるように白くなったり、ムダ毛の生えていたポイントポイントが、水玉模様のように白くなったりと、人工的な形状に色抜けすることが多いのでかなり驚くかもしれませんが、半年(経験してみると長いと思いますが)ほどたてば色素は戻ります。

 

なにより原因はこの記事で述べたとおり、ごくシンプルなものです。火傷や怪我が治ったあと、傷跡が白っぽくなることがありますが、あれも色素脱失の一種です。実は意外に一般的な症状なんですね。

 

ただ、脱毛の場合は、メラノサイトが損傷するほどの高熱が加わったということは、肌もダメージを受けている可能性がありますから、施術のあとでよく冷やしたり、また痛みやかゆみを伴う場合は、施術を受けたクリニックに副作用として相談した方がよいと思います。

 

ちなみに、こうした副作用の症状が起こるのは医療脱毛だけで、光脱毛では色素抜けの心配はないようです。